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自己分析 番外編2

番外編1の続きです。
私が行っていたのは研究についてアピールすること、と前回で書きました。
しかし院生はみな研究しているわけで、実際にどうするのか?
今回は、研究を軸に「差別化」を肉付けする方法を示したいと思います。
※結構長文になってしまいました。長いうえに分かりづらくてすみません。。。

研究内容といっても、バイオ系に限っても
かなり多くの研究分野が存在するのは誰もがご存じでしょう。
私みたいにin vitroでの構造解析してる人から、
in vivoでの分子生物学をガチでやってる人
化学に近い人なら有機合成も、農学になれば食品添加物研究とか酪農etc...

もちろん、研究職採用にはほとんど「研究概要」なるレポートを提出します。
A4で1、2枚がほとんどでしょうか。
その「研究概要」には今まで行ってきた研究の背景から
今後の予定までびっしり書いていきます。
ここまでは、全員がやること。つまり差別化のしようもありません。
採用試験では、このエントリーシート提出のあとに
筆記試験→グループディスカッション→面接2,3回
のように進んでいくのがほとんどです。
今回は、筆記とディスカッションが通ったとして、面接でのお話です。
(ちゃんと練習して話せれば筆記・ディスカッションはだいたい通りますので)
今年の就活は、この面接の基準がどの企業でも高かったのだと思います。
ものすごく粗い目の篩にかけられた感覚でした。
余談ですが、私が内々定をもらった企業の人事さんからぶっちゃけ話を聞くと、
面接での通過率は1,2%ほどだったそうです。
これを聞いた時は、今年はほんとに厳しかったのだと再認識しました。
しかも、私の「差別化」したアピールが良かったのか、
研究出身の人事の方がすごく押してくれたらしく、採用が決まったとの事。
自分は間違ってなかったんだ、とホッとしました。

さて本題。
一言で言ってしまうと、答えは「今後の展望」これをいかに上手く言うか。
ミソは「今後の予定」ではなく「今後の展望」であること。

つまり
自分の研究を企業に入ってからも利益になるような研究になるようにアピールする。
言い方を変えると、現在の自分のしょぼい研究から、
企業の研究に関連付けさせられるか。
それを自分が自・分・の・力で発見できること。
このアピールで、結構魅力的な人間に見えますw
そしてそのツールとして「特許」を使用するのです。

同じ研究職でも大学と企業の大きく違うところは、利益に直結するかしないか。
企業の内部最新情報は分からなくても、発表している最新の技術を詳しく知るには
特許が一番手っとり早いし専門的です。
そして研究者として最も会社の「利益」に関わる部分でもあります。
そしてこれを大学生のうちから知っていることが、就活生にとって有利となります。
そう、意外とここまで考える人がいないのが、
幸いにも「差別化」として大きな効果を発揮するのです。

例:分子生物学が主要分野の人(花王の採用面接)
2009年の特許にNFATシグナル阻害剤があります。
専門外の私でも調べればすぐに出てきます。
そして次のような事を面接で言う。
・分子生物学的手法から、○○免疫系のシグナル応答を研究している。
 (これは多分面接の序盤で言います)
・今までの研究から××という知見が得られ、
 今後は□□のように実験する予定です(ここまでは誰でも言う)
・私は御社の09年の特許にあるように、
 こういったシグナル伝達系の阻害メカニズムに興味があり、
 今までに無い新しい有効成分阻害剤の基礎研究がやりたいです。

分野外すぎて適当に書いてしまいましたが、
実際はもっと詳しくいやらしくない程度に説明します。
このように、+αで具体例を肉付けして他人と差別化していく。
口頭での面接だけでなく、パワポやホワイトボードを使った研究概要説明には、
リファレンスに特開2009-51741など書いてみるといいかもしれません。
チャンスです。
「特許拝見しましたが、○○の研究やってますよね?」って言うと
「なんで知ってんの??」なんて言われたこともありますw

私はそれに加えて、特許の問題点を探し出して
「こういった解決方法で、もっとうまくできると思います」とか言っていました。
その指摘がばっちり合っていれば、
「これほど先を考えている学生はいない」と印象を与えられます。
研究職採用ではかなりの確率で研究職の方と面接をします。
そういった場面では、「~~のアルバイト5年もしていました」とか
「○○実行委員としてイベントを盛り上げました」なんて言うより
↑のような技術的な会話をするほうが、
私としても採用側にしても充実した選考になると思います。
さらに、特許を調べることで高度な志望動機さえ書くこともできます。
ありきたりな志望動機から「差別化」ができるのです。
そして何より、普段知っている企業の知らない技術が知れて楽しい!

この方法はあくまでも、自分で考えることが重要です。
それがこの先就活する上でも、社会に出て仕事する上でも大切だと考えています。
企業は、そういった自分から考えて仕事が出来る人を欲しているのだと思います。
明るい笑顔で(気持ち悪くない)、こういった話が自然に出来ると採用してもらえる!
と、私は心から思っておるのです。

~蛇足~
特許の調べ方について、もしご要望があればまた記事にしたいと思ってます。
志望企業、どんな研究分野か合わせてお教え下さると説明しやすいです。

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Comment

2009.07.12 Sun 08:22  |  No title

今回の記事も非常に興味深く、参考になりました。特許に関することも気になるので、更新が楽しみです。

あと自分の研究内容と企業が主軸としている産業のズレ(分子生物の研究なのに食品の商品開発志望など)がある場合でも、自分の研究内容と絡めた方がいいのでしょうか?

  • #-
  • tohk
  • URL

2009.07.12 Sun 22:21  |  No title

コメントどうもですm(_ _)m

自分の研究と企業の技術がズレている場合ですが、
このブログでは研究職に焦点を当ててるため
よっぽどのことがない限りは、何かしら強引に絡められます。
(+になるか-になるかは別として)

その辺も含めて後ほど書いていこうと思いますが、、、
まぁ前回のも今回のも自己分析というより面接対策ですよね。
でもやっぱり自分の研究と、関係する企業の先進技術を調べるのは大事です。
がんばってください!

  • #-
  • ninespirit
  • URL

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